地球環境への影響
未来のために地球環境への配慮
世界中でSDGsへの取組が求められるなか、地球温暖化対策や廃棄物の削減などは緊急の課題です。地盤改良工事においても、地球環境への配慮が求められています。
地盤改良工事は、使う材料や工法により、CO2排出量、地中に残るモノが異なります。また、土壌汚染にも注意する必要があります。
CO2排出量
従来工法では、セメントや鉄が使われていますが、最近は自然素材の砕石も使われています。以下は、材料の生産段階におけるCO2排出量です。
地球温暖化 CO2排出量の比較 素材生産1トン当たりの排出量(kg-co2qe/t)
砕石 | セメント | 鋼管 | |
CO2排出量 | 7 | 758 | 2403 |
※環境省HP グリーン・バリューチェーンプラットフォームより抜粋
地中に残るモノ
地盤改良工事では、地中にセメントで固めた土(改良土)や鋼管杭などのモノが残ります。
土壌汚染の可能性
(セメント系固化材を使う場合)
(セメント系固化材を使う場合)
地盤改良工事でセメント(セメント系固化材)を使用する場合は、六価クロムが安全基準を超える可能性があります。
※詳しくは、下記の国土交通省ホームページをご覧ください。
セメント及びセメント系固化材の地盤改良への使用及び 改良土の再利用に関する当面の措置について
https://www.mlit.go.jp/tec/kankyou/kurom/pdf/1.pdf