会長挨拶
私たちは、未来の子供たちに何を残すのか?
会長 尾鍋 哲也
- 三重大学との共同研究でエコジオ工法を開発
- 今、環境問題は避けて通ることができない、世界共通の大きな課題です。
「土木技術で、地球環境の保全に貢献したい」との想いで、環境と品質、更に経済性を重視して三重大学 酒井俊典理事・副学長との共同研究の成果に基づき開発したのがエコジオ工法です。
- エコジオ工法の環境、高品質、経済性
- エコジオ工法は、従来工法で使われている人工的な材料(セメントや鉄等)を使わず、砕石(小さく砕いた自然石)だけを用いる地盤改良技術です。
他の砕石工法では使われていないEGケーシング(鉄の筒:特許取得済)により、安定した品質を確保しました。更に、独自の施工方法、設計技術により高い経済性も実現しました。 - 地盤改良工事による土地の価値への影響を低減
- 従来から行われている地盤改良工事で地中に埋め込まれるモノは、土地を売る場合や、家を建て替える時に撤去が必要になり、その撤去費用は土地の価値を下落させる可能性があります。
エコジオ工法で地中に残るのは砕石だけのため、土地の価値を下落させる可能性が低い地盤改良技術です。 - 「地球環境」と「お施主様の土地の価値」へ配慮する住宅会社様が採用
- 現在、「地球環境」や「お施主様の土地の価値」に配慮する住宅会社様、設計事務所様、建築会社様に採用されています。また、将来土地を返還する借地へ建てられるコンビニ、モデルハウス、公共施設などでの採用も増えています。
更に最近では、国土交通省などが発注する公共土木工事における地盤改良や、被災地の高速道路の盛土の崩壊対策としても採用されました。 - 未来のために、今使う
- 今、「地球環境(CO2排出量の削減、地中埋設物の削減など)」や、地中埋設物による「土地の価値への影響」などの社会的課題への配慮は、企業の社会的使命です。
エコジオ工法協会は、未来のために、会員企業の皆様、エコジオ工法をご採用頂いている住宅会社様、エコジオ工法に関連する企業の皆様と共に、社会的課題の解決に貢献します。
経歴
1984年 | 三重大学農学部農業土木学コース卒業 |
1984年 | 三重県内の総合建設業へ入社 |
1988年 | 尾鍋組へ入社 |
2003年 | 砕石の地盤改良事業を開始 |
2005年 | 三重大学(大学院 酒井俊典教授)とエコジオ工法の開発に着手 |
2007年 | エコジオ工法協会 設立 会長就任 |
著書
住宅地盤イノベーション
「地方の土木会社が挑んだ17年の軌跡」
著者:尾鍋 哲也
出版社 合同フォレスト
出版日 2020年12月
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講演実績
- ■主催:公益財団法人 不動産流通推進センター
- 日程:令和3年11月24日(水)
場所:東京都千代田区(AP市ヶ谷)
テーマ:スペシャリティー講座 14:00~16:10
https://www.retpc.jp/koshu/special-archives02/
- ■主催:経済産業省 特許庁
- 日程:令和3年12月14日
場所:ホテルグリーンパーク津
テーマ:知財を活用し、住宅の環境技術を全国展開
https://www.meti.go.jp/press/2021/11/20211117003/20211117003.html - ■その他の講演での主催者
- 国土交通省、三重ティーエルオー、総合土木研究所など多数
講演での主なテーマ
地盤改良工事による「地球環境」と「土地の価値」への影響
地方の中小企業と国立大学との共同研究による知財の活用
地方の建設会社が世界初の地盤改良技術を開発するストーリー
受賞
令和3年4月 | 令和3年度 知財功労賞 特許庁長官表彰(主催:経済産業省 特許庁) |
令和4年6月 | 第49回環境賞 優秀賞(主催:国立環境研究所、後援:環境省) |